マーク・ロスコ 瞑想する絵画

マーク・ロスコ 瞑想する絵画:川村記念美術館 http://kawamura-museum.dic.co.jp/exhibition/index.html 行ってきました。そしてロスコが分からなくなりました。 あまりちゃんと誰かから話を聞いていたわけでもないけれど、何となく好評なようなのでフツー…

6月もろもろ

6月。夜明けが早くなってきた。 9月の東京での個展へ向けて、制作の方向性が見えだしてきた。よい手応え。 といいつつ、今月はかなり翻訳モード。というのも、できれば7月あたまにヨーロッパ(ヴェニス・ビエンナーレ他)に行きたいから集中的にバイトなのだ…

絵画を再起動する_1/3

4月に行われた千葉雅也さんとのダイアローグ『絵画を再起動する』、前半部がアップされました。 http://www.ottr.cc/con_tempo/archive/april/reboot.html 今後計三回にわたって公開予定です。もったいぶって小出しにしてるわけではなく、皆、それぞれの仕…

いろいろと

昨日は四谷アート・ステュディウムにてスティーヴ・パクストンによるレクチャー+岡崎乾二郎さんとの討議。巨匠の狭間で必死に通訳する中井悠さんの姿に涙。いや、ぼくもがんばろう、と思いました。土曜日にはDVD上映があるようです。 http://artstudium.org…

おしらせなど

本日発売の『スタジオボイス』2009年06月号に、現在、東京都現代美術館で開催中の池田亮司展 +/− [ the infinite between 0 and 1]のレヴューを書きました。特に下のフロアの巨大スピーカーを並べた作品は必見、てか必聴。カタログの浅田彰さんによるインタ…

ご来場ありがとうございました。

千葉雅也さんとの討議『絵画を再起動する』、ご来場の皆様、ありがとうございました。企画の大山エンリコイサムさん、石塚つばささんのおかげでイベントとしても議論としてもよいものになったと思います。今後にもつながる有意義な時間となりました。内海聖…

絵画を再起動するために

千葉雅也さんという強力な論客と共に「絵画」について話す。こういうテンションの中に身を置いてゆけるということは幸福なことだとおもう。せっかくの機会なので、気の抜けた話や、互いの仕事を確認しあうような内容にはしたくないし、それぞれの関心が交錯…

再起動の前に

しばらくは、ある展示のレヴューに苦戦しつつも、なんとかメドがつきました。三月から四月にかけて翻訳が多かったので、日本語のチューニングにも問題があった気が。というかこういうのはざっと書いて削ろうと悩んでいると、知らぬ間に書き足してしまってた…

批評の現在とその後。

すこし前に永瀬恭一さんがブログにて「アートのメルクマール」というエントリをあげられているけれど、現在の日本の美術批評とその周辺の動きを捉える上で、おおよそ的確な見取り図となっているようにおもう。 http://d.hatena.ne.jp/eyck/20090401 http://d…

カール・ストーン、ライブ+インタヴュー

http://www.ottr.cc/con_tempo/concert.html con tempoにてコンピュータ音楽の大御所、カール・ストーンによるライヴ。30分ほどの小さなものだけど超カッコ良かった。500円でこれが見られるというのは、かなりコストパフォーマンス高しでしょう。音の断片の…

4月から再起動

ずいぶんと暖かくなってきました、春ですね。実は僕は、桜満開の光景があまり受け入れられないのですが、色彩的に、あるいはヴォリュームとしてなのかも。3月は、2008年度の大学の授業のまとめや翻訳などに追われていました。いまだ片付いていない翻訳のバイ…

昨日までの四日間、国際フォーラムで開催されていた「アートフェア東京」のブースにて、通訳その他のバイト。普段は北千住の家とスタジオとを歩いて往復するだけのような生活をしていて通勤ラッシュにも遭遇しないので、毎日何千人という人が通り過ぎてゆく…

ずいぶんと更新が空いてしまいました。そもそも頻繁な更新を心がけているわけではないのですが、さすがにレクチャーやシンポジウム前のネタバレ専用ブログになるのもどうかと思いますので。制作やバイトの翻訳に加えて、最近は、僕も含めた複数の教員が今年…

BOICE PLANNINGでのシンポジウム「美術」無事終了。100人近い方々にご来場頂いたようで驚きです。前半こそ業界トークに陥りかねない不安な滑り出しでしたが、司会兼パネラーの土屋誠一さんのがんばりもあり後半は徐々に内容ある議論が形成されていったように…

ぼくが志向していることとは全然毛色が違うとはいえ、Chim↑Pomのたとえば『スーパー☆ラット』」や『アイムボカン』なんていう作品は、「コンテクスチュアリズムの環境化」に対して、複数の雑多なコンテクストを衝突させて錯乱させていくような形で応じている…

これは「批評の現在シンポジウム」でも強調したいと思いつつ、結局、部分的に言及できただけなんだけど、とりあえずは一度、ある作品を複数のタグ(メタデータ)に分割可能(dividual)なものとして捉えたほうが、新たな作品の見方ができるんじゃないかと。…

11日(祝・水)のシンポジウムに関して、はじめにパネリストの一人でもある批評家の土屋誠一さんからお話を頂いたのだけれど、テーマが「美術」だと聞かされてすこし不安になった。というのも、そんなざっくりとしたテーマで作家やら批評家やらが集まったり…

以下のシンポジウムに参加します。 http://bijutsuken.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-9638.html - 「美術犬(I.N.U.)」 第一回企画 シンポジウム「美術」 開催のお知らせ■開催趣旨 「美術」とは何でしょうか。とりわけ現代美術をとりまく今日の状況…

「アーキテクチャと思考の場所」(浅田彰+磯崎新+宇野常寛+濱野智史+宮台真司+東浩紀)@東京工業大学 http://www.cswc.jp/lecture/lecture.php?id=60 いかにもなブログネタってかんじで恐縮だけど、行ってきました。無料とはいえ、とにかく観客が多い…

19,20と京都へ。メインの目的は20日におこなわれる京都造形芸大での連続公開講座最終回、岡崎乾二郎さんによるレクチャー。 http://www.kyoto-art.ac.jp/graduate/information/080916-000326.html 毎回、たくさんの人が聞きにきているそうで、予定されていた…

福岡から東京に戻りました。たった一週間はなれていただけなのに、久々の社会復帰という感が。というのも、ぼくは生まれは福岡だけれど、小学生の時には京都に移ってしまったので友達はだれもおらず、会うのは家族か親戚か、という血縁関係のある人たちばか…

Congratulation!

実家で過ごす年末年始は、ちいさな子供たちでにぎやか。することもないので2008年の自分の仕事をまとめてみた。こうして見ると去年は年間通じてさまざまな機会を頂いた年になったと思う。大学院生と続けてきた芸大でのプログラムは現在まとめ作業を進行中。…

23日、東京国立近代美術館でのシンポジウム無事に終了。有料にもかかわらず講堂がほぼ満席!観客、スタッフの皆様に感謝です。四時間半もおつきあい頂き、重ねて感謝。 「批評の現在」シンポジウム http://www.artstudium.org/2008/session 前半、石岡良治さ…

今週末はcon tempoにて来客に対応していて、ひとがいない時には火曜日(23日)のシンポジウムについて考えをめぐらせている。 http://www.artstudium.org/2008/session/ 別に公表していいと思うから書くけれど、ディスカッションはいくつかのパートと、パー…

「イメージのあふれ」展、様々な方にお越しいただいていて、感謝です。 オープニング後は、あそんだり原稿書いたりで会場にいないことが多かったのですが、今週19日(金)ー21日(日)はだいたいcon tempoにいるかんじです。ちらと会場写真を。 http://conte…

本日12日(金)19:00-、池田剛介×岸ナイル「イメージのあふれ」展オープニングです。 http://contempo.exblog.jp/ これまでのぼくの展示の中で抜群に「あふれ」た展示になっています。岸ナイルさん(芸大 先端芸術表現科修了生)も、力作を展示してもらって…

Kosuke Ikeda, Nairu Kishi ”Overflowing Image”

来週金曜日12日からcon tempoにて二人展をします。 今後の展開を指し示すための重要な機会とすべく取り組んできています。 新作インスタレーションおよび彫刻の展示になります。 ぜひ、いらしてください! - 池田剛介×岸ナイル「イメージのあふれ」展 Kosuke…

八丁堀でのトークは無事(?)終了。話題性もあり、たくさんの人に来ていただいてたのはよかった。ぼくなりに一応がんばったつもりです。少しは盛り上がったと言っていいのではないかと。 Chim↑Pomは今回の件で本を準備中とのこと、こちらにも期待。 制作に…

いま、ガチャポンのカプセルでいっぱいの机の上でこれを書いています。スタジオでさっきまで制作していました。これを書いて気分転換がおわったら、またカプセルのインスタレーション制作に戻ります。 http://ca-mp.blogspot.com/2008/11/talk-1203.html 今…

先日発売された批評誌Review House第二号、広島市現代美術館での「ピカッ」問題に先駆けたかたちで、このアーティストグループについての二つの論考が掲載されていて、かなり「勘がいい」編集だとおもう。木村覚の「彼らは「日本・現代・美術」ではない」がC…