おしらせなど

本日発売の『スタジオボイス』2009年06月号に、現在、東京都現代美術館で開催中の池田亮司展 +/− [ the infinite between 0 and 1]のレヴューを書きました。特に下のフロアの巨大スピーカーを並べた作品は必見、てか必聴。カタログの浅田彰さんによるインタヴューも、なかなかつっこんだ内容です。


グラン・トリノ』(イーストウッド)を六本木で。『ミリオンダラー・ベイビー』のヴァリアントという感じだけれど、よかった。たまたま前日にアンゲロプロスの『永遠と一日』を見ていて、どちらも身近な人々から疎外された老人が他者としての若者と出会うのだけれど、かたやアメリカ的なものが、かたやヨーロッパ的なものが凝縮されている感じ。特にアメリカ郊外の時間のながれかたというか、雑多なものが唐突に流れ込んできて、でもそれらが時間的な蓄積となっていかないサツバツとして乾いた感じは、それはそれで面白い。住みたくはないけれど。