BOICE PLANNINGでのシンポジウム「美術」無事終了。100人近い方々にご来場頂いたようで驚きです。前半こそ業界トークに陥りかねない不安な滑り出しでしたが、司会兼パネラーの土屋誠一さんのがんばりもあり後半は徐々に内容ある議論が形成されていったように思えます。何より刺激的だったのは、BOICE PLANNINGや美術犬といった組織自体が(おそらくは貨幣という媒介との不/自由な関わりのなかで)諸力のネットワークによってかろうじて自律しつつ、内実のある生産をしているように垣間見えたところです。要は、気持ちのよい感じがしました。ぜひ見習いたいと思います。

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モースの『贈与論』がちくま学芸文庫で出ていたので購入。パノフスキー『<象徴形式>としての遠近法』も同文庫になっていて、若い学生の方なんかにはおすすめです。