絵画を再起動する_1/3

4月に行われた千葉雅也さんとのダイアローグ『絵画を再起動する』、前半部がアップされました。
http://www.ottr.cc/con_tempo/archive/april/reboot.html


今後計三回にわたって公開予定です。もったいぶって小出しにしてるわけではなく、皆、それぞれの仕事をかかえている中でやってるので、無理のないペースで、しかし溜め込むことなく、もろもろの作業を駆動させているためです。記録を進めながら、次もすこしづつ動き出しています。それぞれの企画をひとつづつ丁寧に扱っていきたい。これ制作と同じ。con tempoでは手伝っていただける方も募ってますので、ぜひ。


ともかく『再起動』は、千葉さんのような水準の議論を、美術の現場に関わる人たちに届けられれば、ということで企画されました。僕もすごく楽しかった。そもそもぼくは駒場あたりの議論をそこまで信用してる人間とはいえないと思うのですが、千葉さんは、もちろんすごく精密なんですが、なにか実践に繋げられるようなヤバい感じがあって、いや、とにかく本人に「キャラ」があるってことでしょう。たぶん日本唯一の「egg系批評家」として注目です!制作に携わる人にこそ、読んでいただきたく。いやもちろん、批評系の人にもですが。。


美術家の内海聖史さんが感想を書いてくださっています。感謝です。
http://uchiuminfo.exblog.jp/10975272/
「小学生の野比のび太君を中学生の野比のび太が、中学生の野比のび太を高校生の野比のび太が「勉強しろ」とタイムマシンに乗って怒りにくる感じ」とはすばらしい。そうそう、そういうこと。作品にも世界にも、複数の時間が常に流れてるんだから!