2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

aiko「気付かれないように」、再び

ニューアルバム『彼女』に収録されている「気付かれないように」に関してhttp://d.hatena.ne.jp/kosuke_ikeda/20060904で一度分析したのだが、この曲はaikoの中でもおそらく一二を争う名曲だと思う。上ではその決定不可能性について考えた訳だけど、改めて聞…

ストローブ=ユイレ 物体としての顔

ちょっと前だけどアテネ・フランセでストローブ=ユイレ特集をやってて、「ルーブル美術館訪問」(2004)と「あの彼らの出会い」(2006)を見てきた。「ルーブル」ではアングルやヴェロネーゼ、ティントレットなどの作品をスクリーン全体に固定カメラで捉えつつ…

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展覧会を批評すること

例えば、ビル・ヴィオラの展覧会を否定するのは意外と簡単だと思う。あの中でパッと印象に残る作品をつかまえて、その凡庸なスペクタクル量産法を蔑めば良いし、時代錯誤的にバブリーな六本木ヒルズという場と、その作品とを重ねることも出来るだろう。ただ…

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「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」展

森美術館「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」展へ。力強く、かつ、高精度な展示。この作家の近年の活動の総決算。 このアーティストは80年代頃から一貫して映像メディアを使ってきていて、(今回は出されていないけれど)初期はヴィデオというメディウムの本質をシ…

京都にて

3日に搬出を終え、その日のうちに東京に戻ってきた。 関西にいる間、見たい展覧会を押さえつつ、人と会いつつ、個展会場へ行き、という感じで忙しかったのだが、せっかくの秋の京都なので、ということで建仁寺に行ってきた。で、気にはなっていたのだけれど…