さようなら2009年、そしてゼロ年代!

2009年、そしてゼロ年代もいよいよ終わり。1980年生まれなので、ちょうど20代をゼロ年代の中で歩んできたものとしては感慨深い気もします。ディケイドの終わりをテーマに、二つ小さなアンケート/インタビューに答えています。


10+1 web site: ゼロ年代の都市・建築・言葉 アンケート
http://tenplusone.inax.co.jp/


東京芸大 先端芸術表現科の卒業+修了展示のカタログに「ゼロ年代先端芸術を超えて」と題したインタビューが掲載されています。このカタログは例年以上に作り込まれた力作になっているよう、ぜひ会場で手に取ってみてください。
http://www.sentan2010.com/

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最近はチャットモンチー『告白』を聞いています。特に「染まるよ」から「余談」「ハイビスカスは冬に咲く」あたりまでの流れはとてもよいですね。前のめりにアイデアの溢れる才能をシンプルな技術で危ういながらハンドリングしている感じ。それはさておき2009年を思い返してみれば、今年はやはり10月に個展『Plastic Flux』と題して、ここしばらく取り組んできた仕事をまとめて発表できたのは大きかったです。メインの大作は年明けまで福岡にて展示しています。
http://www.kosukeikeda.com/works/plastic.html


もう一つには、4月の「絵画を再起動する」から始まる千葉雅也さんとの一連の議論。その後、8月のSpiral、9月のTokyo Wonder Site、12月のフランス大使館、と多彩な論客を巻き込みつつ、与えられた機会を一つの流れとして進められたのはとても有意義でした。持続して聞いてくださっている方も多くなっているようで、かつてない手応えを感じています。来年もひきつづきこの延長線上で、強力な展開が予定されていますので、ご期待ください。今後、関東圏に限らず、他の地域も巻き込んでいきたいところです。


その他、2月の美術犬主催シンポジウム「美術」、7月のコンテンポでの「制作の言語の制作」など、制作者との対話の機会もありました。前者はウェブで記録が読めますし、後者も近々、コンテンポwebにてアップ予定です。


多くの人に支えられ、今年も充実した年になりました。そしてFarewell, さようならゼロ年代!もはやウェブでの個人情報発信はBlogからTwitterへと移行した感すらありますが「童話日記」は地道に続けていく予定です。2010年もよろしくお願いします。