混沌から躍り出る星たち2009 | 8/1(土)トークセッションなど

しばらくは制作の日々がつづいていて、イメージしていた形での展開がかなり実現に向かっていて、楽しくなってきています。前期おわりの時期ですし、しばらくはイべントラッシュ。週明けには芸大関係の仕事で越後妻有アートトリエンナーレにも行ってきます(たいへんだ..)。若い制作者や学生にとっても、いろんなものを吸収する良いチャンス、よく分からなそうなものにこそ恐れずに行ってみて欲しいと思います。とりあえず僕が関係しているものを。

混沌から躍り出る星たち2009 at Spiral Garden
TALK SESSION 3:「 システムの再構築」
2009 年8 月1日(土) 17:00-18:30
【出演】粟田大輔(美術解剖/美術批評)、池田剛介(美術家)、千葉雅也(研究者/批評家)

今年が9回目の展示で、ぼくは二年位前に出品させてもらっているのですが、後藤繁雄さんプロデュースのもと京都造形の学生ががんばって企画を作っていて感銘をうけました。楽しみ。どういうことを話すかはまだちゃんと考えていないですが(ネタはいろいろありますが)、ある程度までは、千葉さんとの対談「絵画を再起動する」の延長線上での議論として意識しつつ、粟田大輔さんが加わった事もありますし、ぜひ具体的かつ新鮮な現代美術の作品や話題にも触れながら展開できれば。つか、ちゃんと盛り上がらないと企画してくれている学生の方々に悪いので、がんばりたいと思っています。実はこの企画は、9月にも別の場所で更なる展開が予定されていますので、ぜひその後の展開にもご期待頂ければ。


その他、週末のイベントで気になったものをcon tempo blogにあげておきました。日時がかぶっているものもありますが、全体として批評系のイベントが活況を続けているのもいいことかと思います。千葉さんが書かれている『現代思想』の特集「人間/動物の分割線」ですが、全体としてがんばっているのはわかるのですが、今このテーマで特集を組むのであれば東浩紀さんのあたりの文脈を批判的(批評的)にであれ取り上げるべきだったのではないかと、すこし残念。その中で(ざっと読む限り)唯一、千葉さんはまっとうな形でこのあたりの議論にも踏み込んでいて、良かったとおもいます。なにより千葉雅也の実存的な「アツさ」が論文に出ているとこがいい!


con tempoでの8月のイベントがアップされました。こちらもぜひ。
http://www.ottr.cc/con_tempo/news/august/concert.html
http://www.ottr.cc/con_tempo/news/august/ffigurati.html