つーか、知らないうちに前回の更新から一ヶ月以上もあいてしまっていた。夏休みということもあり、(というか大体いつも夏休みみたいな生活だけど)制作に集中してて、おかげで、ぼくとしてはこれまでにないほどの大作が、ようやく完成しつつあります。あーたいへんだった。準備中のイベントや、その他、お知らせのたぐいも、今度まとめて。



もう一度いこうと思っていた芸大美術館の狩野芳崖展、23日まで。なかなかオススメ。超正統な伝統の末裔にして超キッチュなマンガでもある「仁王捉鬼図」なんて、ある意味、岡本太郎村上隆が抱えた問題を先取りしてる。55歳でフェノロサに出会って、59歳でこの作品だからなあ。ちょっとすごい。熊谷守一とか坂本繁二郎セザンヌやモネもそうだけど、晩年に突き抜けちゃう人の系譜をたどると面白いかも。ぼくは根本的に、早熟/夭折系の作家より、こういう人たちの晩年が好きだったりする。
芸大所蔵の芳崖データベースhttp://db.am.geidai.ac.jp/person.cgi?id=409


母校の京都造形芸大の公開講座が超豪華!東浩紀市田良彦岡崎乾二郎柄谷行人斉藤環中沢新一高橋悠治ってすごいメンツ。初日の東氏あたり、行こうかな。というか、その前に韓国に行こうと思ってるんだけど、翻訳の仕事のメドがつくかどうか...
http://www.kyoto-art.ac.jp/graduate/information/080916-000326.html

ちなみに、東京芸大の先端科大学院でも10-11月にかけて公開講座・シンポジウムを準備中なのです。