四国ー関西へ ドキュメンタリー

いろんなスケジュールを前倒しして、10月の4週目から11月頭の一週間、徳島-香川の四国エリア、京都-大阪の関西エリアを巡ろうかと思っている。各地でもろもろ打ち合わせなんかをしつつ、いろんなものを見ておきたい。どうしてもスタジオにこもっての制作が長くなってしまうので、たまに自分の中での風通しを良くしておかないと、という気分。11-12月には芸大関係の企画やらレクチャーやらが入ってて心配だけど、こういう時こそ基本の制作ペースを乱さないように心がけないと、雑事にまみれて毎日の取り組みがおろそかになってしまう。


■四国
芸大でやってた「金刀比羅宮 書院の美」(「田窪まで」というのがナニゲに気になるが…) http://www.konpira.or.jp/museum/main/index.html
上勝アートプロジェクト http://kmktart.exblog.jp/
KAIR 2007(展覧会があるみたいだけど詳細がよくわかんない) http://blog.kamiyama-gvi.jp/?eid=711078


■関西
国立国際美術館 シンポジウム「未完の過去」(無料はすごいけど定員120人ってさあ)http://www.nmao.go.jp/japanese/kouenkai.html
京都国立博物館 狩野永徳 http://eitoku.exh.jp/

まだあった気がするなあ。


ユリイカ10月臨時増刊「ドキュメンタリー」。
企画全体として追悼の意味合いが強いのだろうか、冒頭に佐藤真のエッセイ「ドキュメンタリーもフィクションである」、それから河瀬直美想田和弘対談、森達也インタビューと続くのだが、これら中堅どころの作家たちはみな「ドキュメンタリーっても、まっさらな真実でなく、作り物に過ぎないんですよ」ってなことを強調しているばかりなように見える。まあ、一般的なレベルでの誤解とかを直に感じている人たちだからこそ、そういう部分を繰り返し説いておかないといけないのかもしれないけれど、しかし、今更そんな議論でいいんですかって感じもさすがにある。パラッと読んで、唯一気になったのは松本俊夫インタビューで、ドキュメンタリーなるものへの根本的な問いを考えているのがドキュメンタリープロパーの人ではなく、実験映画や劇映画との関係の中でそれに取り組んできた松本俊夫だというのは面白い所。そういう意味では中谷芙二子さんなんかにもインタビューすべきだったんだろうけど。