philadelphia museum

しばらくブログを放っておいたのですが、このままだとなんかフィラデルフィアの監獄から出て来れないんじゃないか、という疑惑が起きそうなので、軽く更新。


しかし、フィラデルフィアセザンヌの水浴は衝撃だった。あれについて真面目に書こうと思いつつ、その気になれなくって、結局何も書かなかったのかもしれない、いや、ブログ更新の怠慢をセザンヌのせいにしてはいかんか。もう一つ、ティツィアーノの「枢機卿フィリッポ・アルキントの肖像」は信じがたく奇妙な絵で、これも何か言ってみたいと思わせる作品だった。



その他にはデュシャンのコレクションは有名だけあって、特に1910年、11年あたり、つまり「階段を下りる裸体」(1912)以前のデュシャンを再確認できるのが良い。その他のコレクションも非常に充実しているが、全体的にいってナショナル・ギャラリーやメトロポリタンに比べると質的にやや落ちる、という感じ。