PS1へ、”INTO ME / OUT OF ME”展

今日は、午後からクィーンズのPS1へ。クラウス・ビーセンバックというキュレーターによる”INTO ME / OUT OF ME”展。身体をあからさまな形で使ったアブジェクション系の作品が多く、けっこううんざりした。東近美での「痕跡」展を思い出す。このキュレーターは、去年11月のアブラモビッチ"Seven Easy Pieces"も担当していて(文化的誤植 注視とは)、今回の展覧会はスーザン・ソンタグと、このパフォーマンス企画について話あっているときに思いついたのだそう。


ヴェネツィア」展カタログには、ヴェネツィア派の色彩分析、というか絵具レヴェルの研究が収録されていてなかなか興味深い。ルネサンス期のヴェニスにおける特別に豊かな絵具の研究・販売状況やそれを踏まえたロレンツォ・ロットやベリーニによる独自の色彩の用法が科学的な分析を経て明らかにされている。なるほど、ロットのあの特徴的な(わるくいえば安っぽくもある)ウルトラマリンとレーキは、そうなっていたのか、と。


Village VoiceをぱらぱらみてたらYo La Tengoのライブが先週の水曜日にブルックリンで行われていた事を知り、ちょっと残念。行きたかった。