アメリカの人気テレビ番組

podcastのabcニュースを僕はよく見ていて、その中で、最近グーグルでの検索が急上昇した言葉、つまり人々の注目ワードが紹介されるコーナーがあるのだが、そこでheiligenschein, hukilau, weltschmerz, urspracheっていう単語がでてきた。あれ、これなんだっけ,と思ったらspelling bee(スペリング・ビー)という放送している年に一度のテレビ番組の影響で、ちょっと僕も見ていた。舞台上の中学生くらいの子供たちが英語辞書中の単語を口頭で聞かれ、その正確なスペルを口頭で答える、と。で、一度でも間違えると失格で、最後まで勝ち残った人が優勝と、単純だけど結構スリリング。回答者がスペルを言い終わった後、チーンとベルが鳴ると間違いで失格、ならないと正解と言うシンプルな構成がいい。みのもんたみたいにいちいちタメないのがすばらしい(だいたいあんな暑苦しいブラウン・ガマガエル顔を何度も反復されるだけでチャンネル変えちゃうっての)。与えられる情報は単語の発音だけじゃなくて、どういう語源から来てるか、とか定義とかも含まれる。見てないけど綴り字のシーズンってのもあったし、聞いたところ、この番組のドキュメンタリーも映画化されたらしい。ちなみに、最初の単語の定義を調べてみると、


heiligenschein;稲田の御光(太陽光線の反射と屈折によってぬれた芝生の上などに映った人の頭の影の周囲に光輪が見える現象)
hukilau;フーキラウ(ハワイ諸島の引網漁の祭り)
weltschmerz;世界苦、悲観的世界観
ursprache;祖語、(特に後世の諸言語に基づいて言語学的に再建された)共通基語


優勝した子も、スペルは知ってるけど、意味は知らなかったらしい。