パーティーにて

2/24の日記に書いたけど、MITに「クールジャパン」っていういかがわしいスタディミーティングがあって、人類学・社会学系の人が中心になって日本文化についてザックバランにディスカッションしましょう、みたいな会が続いている。で、今晩はそのミーティングのオフ会みたいな意味合いで、ホストの教授のうちでパーティーがあるってことで行ってきた。そのミーティング自体には若い人も結構参加していて、日本人もちらほら見かける。なので、たまには日本語を話しとこうかなって感じで、日本語をかなり話せるアメリカ人のRobと一緒に彼の運転で行ってみた。住所だけ彼に渡しておいたので知らなかったのだが、その家まで遠いこと遠いこと、ちょっとした高速みたいのに乗りつつ40分くらい。


こんなんでボストン・ケンブリッジに住む学生なんて来れんのかな、と訝しんでいたら、予想通り、日本人はおろかMIT関係の学生も全然来てなくて、みんな大人!どっかの大学で先生をしている人たちばっかで、しかも結構みんなお互いに古い知り合いらしく、和気あいあいとしてる。なんか昔は良かったねーみたいな、ビバリーヒルズ青春白書の二十年後って感じの雰囲気が漂っていた。そんなんだったら、招待状なんてよこすなっての。


でもまあ、こうなったらやけくそだ by 篠原有司男(こんなネタだれも知らないよなあ)ってことでいろんな人と話していると、少し面白い事も聞けた。台湾の文化を研究している大学の先生が言うには、台湾では中国の文化と自らのそれとを区別するために、日本の統治下で影響を受けたという事をポジティブな文脈として語ろうとする動きがあるらしい。これは非常に微妙な議論だろうから、日本人がそういう事を言うのは難しいだろうけど、そういう研究をアメリカ人がやっているというのも興味深い。もうひとつ笑ったのは、台湾ではバグナッツというなんだかハイパーな感じにいざなうナッツを道端で売ってるらしく、ほとんどハダカ(とその人は言ってた)みたいな格好をしたお姉ちゃんがやってきて「ナッツはいかが?」とか何とか聞いてくるそうなのだ。性産業が集まってる地区でそういう事が行われているのかと思いきや、その辺でどこでもやってて、売ってる人がセクシーさを競っているらしい。(そしてそれは口のガンの原因になるらしいので、台湾でそういうのをみつけたら要注意だ)。


小さなリビングルームでのパーティーで、みんなでかい声で話してるし、音楽もうるさいから、聞き取りにくいし大きな声で話さないといけないから疲れてきて、おまけに喉まで痛くなってきた。いつまで続くかも分かんないので、Robの車で暗い中、迷いつつ帰ってきたらもう真夜中。で、喉は痛いし小腹は空いてるし、眠れそうにないかなと思ったので、簡単に豚肉とキムチを炒めてご飯と一緒に食べたら、喉のヒリヒリがひどくなってきやがって(あたりまえだっての)さらに眠れそうになくなったから、こんな日記を書く事になった。やれやれ。