■昨日の日記で書いた通りに、朝からナショナルミュージアム、ランチの後、ハーシュホーンにて杉本博司、サックラーにて北斎展、その後フリーアギャラリーへ。これも予告通りですが、クタクタです。


というわけで、ほぼナショナルミュージアムスミソニアンミュージアム三昧の3泊4日D.C.旅行ですが、街自体もボストンやニューヨークとはまた違った雰囲気を持っていて面白い。街全体に人工的な清潔感があり、地下鉄も、二つの都市と比べ、断然きれい。というか、少なくとも僕が利用した地下鉄のホームのデザインが完璧に統一されていて、気持ち悪いくらい。いくつか大学はあるのだがどこもそんなにポピュラーではないようで、学生っぽい人の数は比較的少なく、家族連れの姿が目立つ。あと、アジア人の姿も、ボストン、ニューヨークと比べる限り少ない。これは留学生の数、つまり大学のレベルを反映しているのだろうけど。


セザンヌ展の他、ダダ展、北斎もかなり充実していて、良い時期に行けたのだと思う。あと、ついでと言ってはなんだけど東京で見れなかった杉本博司展に行けてよかった。これは先日、スミソニアンの加治屋さんに聞いたのだけど、マイケル・フリードが展覧会関連レクチャーに来て、アンチシアトリカルとしての杉本について語ったらしい、要するに杉本はよく言われてるようなミニマルな作家ではない、と。なんだか笑っちゃうような話だけど。北斎は最近、メトロポリタンでも小さな展覧会をやっていて、これを機会にぜひ見直しておきたいと思わされた。