斎藤環さんによる公開講座ロリコンとアート」@芸大、無事に終了。平日お昼の時間帯にもかかわらず盛況で、学外からもずいぶん来ていただいた様子。ご来場のみなさまに感謝。


現在、ユリイカピカソ特集で斎藤さんが書かれている議論をベースに、多くの現代作家やポニョなどに見て取れる「変形」のモチーフ、とくに少女の身体を通じて変形への志向性があらわれる作家の系譜をたどってゆく充実の内容!ほんとは講義の終わりに「風景構成法」というテストをやるつもりだったんですが、僕も斎藤さんもすっかり忘れててて不発になってしまいました..入り口で白い紙を渡されて、謎だけ持って帰ってもらった形ですいません。気鋭の作家/評論家の黒瀬陽平さんも来てて、楽屋ではポニョ話で盛り上がりました。宗介について「虐待されてないとあんな子供にはなんないよ」という斎藤さんの臨床的発言に涙。


その後、先端科の大学院生数名が持ち時間一人10分で、斎藤さんと一対一での個人面談。これは先端科大学院の恒例企画なのです。なんて贅沢な時間。公開講座二回目は11/12(水)鴻池朋子さん、こちらもよいレクチャーにしたい。