「ヴェネツィア派」展カタログ

kosuke_ikeda2006-07-15

メトロポリタン美術館にて、もう何度も見ているヨーロッパ絵画セクション(13C-18C) 、19C絵画セクションへ。何度来ても飽きなくて、むしろ発見が増えてゆく、これまで展示されていなかったスルバランが三点も出ていて、その奇妙さにあらためて驚く。帰りにストランドという古本屋によって、「ベリーニ・ジョルジョーネ・ティツアーノとヴェネツィア派絵画のルネサンス」展カタログを購入。これは、こないだセザンヌ展で行ってきたワシントンDCのナショナルギャラリーでの展覧会カタログで、僕は一週間後か二週間後に再びD.C.へ展示を見に行くつもりなので、その予習として買っておいたのだ。予習っていうか、カンニングに近いけど!
http://www.nga.gov/exhibitions/index.shtm#bellini


はっきりいってアレゴリー系の絵のキャプションとかを会場で英語でいちいち読んでたりしたらものすごく疲れてしまうし、そんな無駄な体力を使うよりも実物の絵に集中したい。そもそもナショナルギャラリー自体がヴェネツィア派の作品をかなり持っていて、今回はさらにヨーロッパからも数多く集まっている貴重な機会。ルーブルからはティツアーノの「田園の奏楽」が。しばらくは予習(っていうかカンニング)の日々が続きそう。しかし、セザンヌ展といい今展といい、見逃せない企画がつづくのは、さすが。その後はウィーンのみの巡回。ほんと、こういうのが日本にバシバシ巡回してくるようになれば、かなりすばらしいのだけれど。西洋美術館とかはムリだろうけど、森ビルあたりが金にモノを言わせてがんばってほしい、いや、関われる学芸員がいないよな。