渡辺真也レクチャー「日本国憲法第九条と戦後美術を考える」

しばらくお休みしていた(つーか休み期間のが長い)読書会、Geidai Readingを4月から再開いたします。
第一回目はインディペンデント・キュレーター、渡辺真也さんによる公開レクチャーです。
学内関係に限らず、どなたでも参加可能です。ぜひ、いらしてください。

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渡辺真也 公開レクチャー
日本国憲法第九条と戦後美術を考える」


4月21日(月)18:00-19:30 入場無料(定員20名)
東京藝術大学付属図書館(上野)セミナールーム
講師:渡辺真也(インディペンデント・キュレーター)
モデレーター:池田剛介(美術家、東京藝術大学 非常勤講師)
主催:Geidai Reading


日本国憲法は1947年、アメリカ占領軍によって実質的に書かれた歴史があり、平和憲法として知られる第九条には、主権国家としての交戦権の放棄と戦力不保持が明記されています。この世界的に見てもユニークな憲法は、第二次大戦を経験した当時の日本の一般市民に受け入れられ60年間改正されることなく今日に至ります。しかし、アジアの不安定化とナショナリズムの高揚と共に、この第九条が、その存在を問われています。


展覧会「アトミック・サンシャインの中へ - 日本国平和憲法第九条下における戦後美術」は、日本国憲法改正の可能性を目前とする今、戦後の国民・国家形成の根幹を担った平和憲法と、それに反応した日本の戦後美術を検証する試みです。アメリカ・ニューヨークにて2008年1月に開催された当展示は、8月に東京、以降、京都、沖縄へと巡回します。何故、今平和憲法を考えるのか、そして何故美術を通じて考えるのか、キュレーターご自身の口から語って頂きます。