2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

新作

11月のヴォイスギャラリーでの個展のため、新作の制作を開始している。とりあえず二年ほど続けてきている鏡の作品ではなく、全く違ったものに挑戦してみている。何と言うか僕は根本的に飽き症なので、あまり同じことを延々とやっているとシラケてくるとい…

公開制作35 松浦寿夫「林と森―筆触の論理学」

府中まで微妙な遠出をして松浦寿夫氏の公開制作+個展「林と森―筆触の論理学」を見、その後、松浦氏と岡崎乾二郎氏とによる対談を聞く。 http://www.art.city.fuchu.tokyo.jp/frame-3.html 単なる予定調和的、「作家に伺う」的な対談の枠を超え、印象派ー象…

ティツィアーノ「コンサート」(1511/1512)

ティツィアーノ「コンサート」(1511/1512)。画面中央を黒く覆うマント、それに身を包んだ男が鍵盤を弾く。画面左下、そこに張り付いたまま離れていない手の様子を見ると、つい今まで、中央の男は音楽に没頭していたようだ。しかし、その演奏は、画面右側の…

風神雷神図

まだ行っていないのだが、出光美術館にて「風神雷神図屏風」展が開催されている。宗達の風神雷神と、さらに光琳、抱一による、二つの模作が少なくとも展示されているらしく、それ以外のものがあるのかどうなのかは知らない。 ぱらとフライヤーを見て思い起こ…

中村大三郎「読書」(1936)

カタログをぱらぱらと見てたら、中村大三郎の「読書」(1936)が目に留まる。 構図は非常に平明。画面右上から左下にかけての対角線上に頭部、手元、膝が配され、それらの要素をモデルの視線が左下方向へと貫く。この視線に導かれて画面左下へと進んだ視線は…

Critical Olympics 01

以下、おすすめ情報。前売りがお得ですよね! ーーCritical Olympics 01 [批評のオリンピック] 四谷アート・ステュディウム公開セッション Prime Object プライムオブジェクト――歴史を通り抜ける事物たちの思考 ■日時 2006年9月19 日[火]・20日[水]18…

デジャヴュとしての絵画

健やかに育ったあなたの真っ白なうなじに "いつぞや"誰かがキスをする(強調は引用者による) aiko 「瞳」 「いつぞや」というのは「いつぞやはお世話になりました」というように、過去の不確定な一地点を指し示す言葉だ。ここでは「健やかに育ったあなたの真…

how to sing

aikoの『彼女』を聞いていてあらためて思うのは、この人は歌うスタイルに、ほとんど特徴らしい特徴がないということ。たいていのポップスターは自分で曲なんて書いていない訳で、与えられた曲をそのまま歌う事になる、ということは歌うスタイルで私なるもの…

花鳥ー愛でる心、彩る技<若冲を中心に>

皇居内の三の丸尚蔵館にて「花鳥ー愛でる心、彩る技<若冲を中心に>」展を見る。 若冲の「動植綵絵」(1757−1766)が中心な訳だが、隣に展示されている応挙との対比が、同じ花鳥のモチーフであるだけに際立っていた。「動植綵絵」の中でも「老松孔雀図」は…

aiko「気付かれないように」

遅ればせながら、しかし心して、aikoのニューアルバム『彼女』を聴いた。 このアルバムの性格を決定づける曲が、二曲目に配される「気付かれないように」だろう。aikoの歌詞は男女の恋愛をモチーフにしたものが大半であり、とりわけ女性の側の感情に焦点が強…

restart

都内に住居を決め、ラップトップも購入した(MacBook 1.83GHz)ので、ようやく人間としての生活がスタートできる気がする。コンピューターを買う際に、光ネットワークの契約もしたのだが、その設置工事の関係で「平日のお昼はヒマですか?」などと聞かれて、…

aiko『彼女』、そのタイトル

ついこないだ、茅ヶ崎で行われたaikoのフリーライブ"Love Like Aloha 2"へ行って来た。終了直前に雨が降り出し、なかなか神秘的で印象深い。 それはそうと、実はまだ、aikoのニューアルバム『彼女』を聴いていなかった。なぜなら、タイトルを見ただけで、こ…