2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

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■昨日、ジジェクの"Parallax View(視差的光景)"をアマゾンで注文(本屋で買うより8ドルくらい安い)し、その予習としてKARATANI "Transcritique"を読んでいた。柄谷氏の本は、知り合いにプレゼントとして送ろうと思って買ったのだが、つい自分で読んでし…

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■アメリカだからなのか、MIT周辺だからなのか知らないけれど、やたらアート関係のパーティーが多くて、しかも結構、毎回面白い人と会えるので、つい行ってしまう。日本にいるときはあまりそういう場に出て楽しい思いをしたことがないというか、なんか知り合…

■以前から柄谷行人「村上春樹の『風景』」(『終焉をめぐって』所収)はエキサイティングだと思いながら、固有名の議論と「風景」の議論が頭の中でうまく繋がらなかったのだが、先日、友人に送ってもらった『ヒューモアとしての唯物論』所収の「個体の地位」…

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■ハーバードにてウォン・カーウァイ「花様年華 IN THE MOOD FOR LOVE」(2000)。なんだかずいぶん昔に見た気がするけど、まだ五年前か。めちゃめちゃに巧い。カメラワークが時に、あまりにも技巧的にみえすぎるくらいだ。全体を通じて空間の狭さが強調…

■ハーバードにてゴダール「女と男のいる舗道」(1962)。英語では"My Life to Live"で、なんだかそっけなく、邦題の方がよほどキレてる(ちなみに「勝手にしやがれ」(1959)は"Breathless"で、悪くない) 。この映画のラストシーンは有名だが、僕はいつ…

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■たしか水曜日あたりに逝報を聞いてはいたが、今日のニューヨークタイムズにパイクの記事が載っていて、再び思い出した。僕が大学院二年生のころ大学で「先端フォーラム」(一年かけて芸大先端科の教員が全員関わり、一つのテーマをめぐりディスカッションを…

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■ボストンにある大きな本屋の二階にカフェが併設されていて、新聞を読みながら久しぶりにフィッシュマンズを聴いていたら胸がいっぱいになってしまった。「Aloha Polydor」というアルバムで1999年にヴォ−カリスト佐藤伸治がなくなった後にリリースされた…